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「制約」を取り払うため新たなシャントが必要だった。
エアーダイブ(以後
水頭症の治療に使われる医療機器「シャントシステム(以降シャントと表記)」はこれまでの「義男の空」作中でも何度も登場してきましたが、あらためてそのシステムと使用の目的を教えていただけますか。
 


水頭症というのはわかりやすく言うと、脳の中にある髄液の流れが滞って脳室に溜まってしまう病状で、「シャント」は脳が圧迫されるのを防ぐために使われる医療機器なんです。チューブなどで人工的に通り道をつくり、髄液をほかへ流してあげるシステムです。

横山 そう。それが一般的なシャントの使われ方です。ところが先生の場合は、脳の圧迫を防ぐことを目的にシャントを使うだけではなく、脳を意図的に成長させるためにシャントを使ったんです。

脳ってね、一番成長するのは生まれてから3歳くらいまでの間で、そこが勝負の時期なんだよ。俺が診ている中にはその一番大事な時に脳が成長できないでいる子どもたちがいるんだ。どうにか彼らの脳の成長を助ける手立てをと考える中で、シャントを使って余分な髄液を除いたら、空いたスペースに向けて脳が成長できるんじゃないかと思いついた。実際にやってみたら効果が見られて、『義男の空』の二巻・三巻のモデルになった徳永標はまさにこのケースといえるかな。

 

だけどそこで新たな課題が出てきたんだ。それが、シャントは一度入れたら離脱が難しいということ。なぜ難しいかというと、シャントを使っているうちに髄液の流れがシャント頼みになる「シャント依存症」になってしまうからなんだよ。脳の成長という目的が達成されて、シャントの役目は終わったから取り除こうとしても、その時には取り除くことが難しくなってしまっているんだよね。

横山 そうなるとシャントを入れ続けている方がリスクが低いということになります。だからシャントは積極的に抜かないのが一般的でしたし、今も主流になっています。当然、それまでは離脱を前提としたシャントが作られることもなかったわけです。

だから、シャント治療を行うということは、子どもたちが常にシャントに気を使って生きていくことにつながっていたんだよ。しかし、シャントチューブには閉塞や感染のリスクがあるし、そのほかにも髄液が流れすぎて持続性の頭痛などが生じて、日常生活に多くの制限が出てくる。健康面以外の問題もあるよね。チューブは首の皮下を通っているから首を曲げたりしたら線が浮き出ることがあって、それで「ロボット」って言われていじめられたなんて話も実際あるんです。

横山 治療のために使ったシャントが、逆にハンディキャップの要素となって周りからの差別や暮らしの制限を生んでしまうことになっているんです。

 
果たしてそれでいいのか。自分だったら嫌だよね。俺が大事にしているのは、人間として、人生の先輩として、子どもの“生き方”にちゃんと目を向けて治療するということ。俺は子どもたちに、受動的ではなく能動的に自分の道を選んで生きていってほしいと願っているんだよ。その時にベストなのは、治療後にシャントという不安要素を取り除けることなんだから、離脱が見込める新しいタイプのシャントの開発は子どもたちの未来のために絶対に必要だと思ったんだよね。

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